「WEBデザイナーって、どうやってなるの?」 「本当に未経験から転職できるのか?」 「必要なスキルは何?学歴は関係ある?」

こんな質問を持つあなたへ。朗報です。WEBデザイナーは「学歴不問」「年齢不問」で、実力さえあれば誰でもなれる職業です。むしろ、他の職種より参入ハードルが低く、適切な準備をすれば1年以内に就職は十分可能です。

本記事では、完全未経験からWEBデザイナーになるための、実践的で詳細なロードマップを解説します。学習方法から就職活動、独立までの全てのステップをカバーしています。

この記事を読み終わったとき、あなたは「明日からWEBデザイナーを目指す準備ができている」という確信を持つはずです。


目次

  1. WEBデザイナーとは何か|仕事の実態と年収の現実
  2. WEBデザイナーになるために必要なスキル一覧
  3. 学歴・年齢・適性|WEBデザイナーになれる人の条件
  4. 未経験からWEBデザイナーになるまでのステップ
  5. 3つの学習方法|どれを選ぶべきか
  6. ポートフォリオの作成方法|採用される実績の作り方
  7. 就職活動のすべて|面接対策から内定までの流れ
  8. WEBデザイナーの3つのキャリアパス|就職・派遣・独立
  9. 新人WEBデザイナーが直面する課題と克服法
  10. よくある質問と回答

1. WEBデザイナーとは何か|仕事の実態と年収の現実

WEBデザイナーの仕事内容

WEBデザイナーの仕事は、「Webサイトを美しく、使いやすく設計する職業」です。ただし、その範囲は非常に幅広いです。

WEBデザイナーが行う主な業務:

  1. Webサイト全体のビジュアルデザイン
  • レイアウト設計
  • 配色選定
  • フォント選択
  • アイコン・イラスト制作
  1. ユーザーインターフェース(UI)設計
  • ボタンの大きさや位置
  • フォーム入力の最適化
  • ナビゲーション設計
  1. ユーザーエクスペリエンス(UX)の最適化
  • ユーザーの行動フロー分析
  • 使いやすさの改善
  • コンバージョン率の向上
  1. バナーやランディングページ制作
  • 広告用バナーデザイン
  • 販売ページ制作
  1. コーディング(企業によって異なる)
  • HTML/CSS での実装
  • レスポンシブデザイン対応
  • JavaScript による動的実装

WEBデザイナーと他の職種の違い

WEBデザイナー vs グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナー:

  • ポスター、チラシ、パッケージなど「紙媒体」
  • 印刷物なので「静的」
  • 修正が難しい(印刷後は変更不可)

WEBデザイナー:

  • Webサイト、アプリなど「デジタル媒体」
  • インタラクティブ(動きや反応がある)
  • 公開後も常に改善可能

WEBデザイナー vs フロントエンドエンジニア

WEBデザイナー:

  • ビジュアル設計が中心
  • Photoshop、Figmaなどのデザインツール主体
  • ユーザー体験の最適化に注力

フロントエンドエンジニア:

  • コーディング(実装)が中心
  • HTML/CSS/JavaScriptのコード執筆
  • 技術的な実装に注力

※ 両方できるWEBデザイナーは市場価値が非常に高い

WEBデザイナーの年収の現実

初心者WEBデザイナー(入社1〜2年目)

  • 平均年収:280万円〜350万円
  • 時給換算:時給1,500円程度
  • 地域差:東京は高め(300万円以上)、地方は低め(250万円程度)

経験者WEBデザイナー(3〜5年目)

  • 平均年収:350万円〜450万円
  • 特定スキルがあると:450万円〜600万円
  • 管理職:600万円以上も可能

フリーランスWEBデザイナー

  • 初年度:200万円〜400万円(案件獲得に時間がかかる)
  • 2年目以降:500万円〜1,000万円以上も可能
  • ただし、案件獲得が不安定

WEBデザイナーの給与が上がる要因:

  1. スキルの幅(UI/UX、SEO知識など)
  2. 業界経験(EC、金融、医療など専門性)
  3. マネジメント能力
  4. 顧客折衝スキル

WEBデザイナーのメリット・デメリット

メリット:

  • デジタルスキルの需要が急速に増加している
  • リモートワークが浸透している職種
  • フリーランス独立が容易
  • クリエイティブな仕事で充実感がある
  • 年齢制限が比較的ない

デメリット:

  • 納期が厳しいことが多い
  • クライアント要望と自分のデザイン思想の摩擦
  • トレンドの変化が早く、学習が常に必要
  • 単調な修正作業が多いこともある
  • 体力と精神力が必要なことがある

2. WEBデザイナーになるために必要なスキル一覧

では、具体的にどんなスキルが必要なのか。大きく分けると「必須スキル」「あると有利」「できると市場価値が上がる」の3段階があります。

必須スキル:これなしではWEBデザイナーになれない

スキル1:デザインツールの操作

Adobe Photoshop

  • Web画像の編集に最も使われるツール
  • バナー、アイコン、背景画像など、ビジュアル素材作成
  • レイアウト設計にも使用可能

Adobe Illustrator

  • ロゴ、アイコン、複雑な図形制作
  • ベクター形式で、縮小拡大でも品質が落ちない
  • 印刷物対応も必要になることがある

Figma

  • 2020年以降、主流になったデザインツール
  • クラウドベースで複数人での共同作業が容易
  • プロトタイプ機能が豊富
  • 今からWEBデザイナーを目指すなら、Figmaは必須

スキル2:デザインの基礎理論

配色理論

  • 色の心理学
  • 配色パターン(補色、類似色など)
  • コントラスト比(アクセシビリティ対応)

タイポグラフィ(フォント選択)

  • フォント選びの基本
  • 可読性の確保
  • Webセーフフォントの理解

レイアウト

  • グリッドシステム
  • ホワイトスペース(余白)の活用
  • 視覚階層の設計

ユーザビリティ

  • ユーザーが直感的に操作できる設計
  • ナビゲーション設計
  • ボタンやアイコンの認識可能性

スキル3:HTML/CSSの基本知識

WEBデザイナーに「プログラミングスキル必須」かどうかは、企業によって異なりますが、少なくとも「基本的な理解」は必須です。

必要な理解レベル:

  • HTMLの基本タグ(div、section、article)の意味理解
  • CSSの基本セレクタ(class、id)の理解
  • レスポンシブデザイン(モバイル対応)の仕組み理解
  • Flexbox、CSSグリッドの基本
  • ブラウザの開発者ツールで自分のデザインを確認できるレベル

あると有利なスキル:競争相手に差をつける

スキル4:UI/UXデザイン思想

単なる「美しいサイト」ではなく「使いやすくて、成果が出るサイト」設計ができると、市場価値が大幅に上がります。

具体的には:

  • ユーザー行動の分析
  • ワイヤーフレーム(骨組み)設計
  • ユーザーペルソナの設定
  • カスタマージャーニーマップの作成

スキル5:SEO基礎知識

Webサイトが「美しくても検索結果に表示されない」では意味がありません。SEO(検索エンジン最適化)の基本知識があると、クライアント満足度が大きく上がります。

具体的には:

  • メタデータ(title、description)の設計
  • ヘッダータグ(H1、H2)の構造化
  • キーワード選定の基本
  • 内部リンク戦略

スキル6:JavaScript基礎知識

デザインを実装するために、簡単なJavaScriptは理解していると便利です。

具体的には:

  • jQuery の基本
  • スムーススクロール実装
  • アコーディオン、モーダルなど基本的なUI実装

できると市場価値が上がるスキル

スキル7:Webマーケティング知識

CTA(Call To Action)、コンバージョン率最適化、A/Bテストなど、マーケティング観点でのデザインができると、営業側からの需要が高まります。

スキル8:デジタル広告の知識

Google Ads、Facebook Ads、Instagram Ads の仕様理解。特に、バナーサイズ指定やランディングページ設計で役立ちます。

スキル9:ブランディング知識

企業のブランド戦略を理解し、それに合わせたデザイン展開ができると、大型案件の受注につながります。

スキル10:WordPress知識

WordPressでのサイト構築経験があると、ディレクター的な立場でプロジェクト管理も担当でき、年収が上がります。

スキル習得の優先順位

新人WEBデザイナーが習得すべき順序:

  1. Figma操作(最優先) → クラウドベースで主流。今すぐ学ぶべき
  2. デザイン基礎理論 → これがなければデザイナーではない
  3. HTML/CSS基礎 → コーダーとのコミュニケーションに必須
  4. UI/UX思想 → 市場価値を大きく上げる
  5. SEO基礎知識 → 実務で必ず必要になる
  6. 「JavaScript基礎」「Webマーケティング」などは、実務で徐々に学ぶ

3. 学歴・年齢・適性|WEBデザイナーになれる人の条件

学歴は関係あるか?

答え:全く関係ない

WEBデザイナーは「ポートフォリオ(作品集)で評価される職業」です。最終学歴は見られません。

実例:

  • 高卒でWEBデザイナーになった人:多い
  • 大学中退からWEBデザイナーになった人:多い
  • 全く別業種から転職した人:非常に多い

採用面接で見られるのは:

  • 「あなたの作品」
  • 「デザイン理論の理解度」
  • 「コミュニケーション能力」

学歴は一切問われません。

年齢は関係あるか?

答え:完全に関係ない

WEBデザイナーは年齢制限のない職業です。

実例:

  • 20代で転職した人:大多数
  • 30代で転職した人:多い(むしろ経験があって有利)
  • 40代で転職した人:少ないが十分可能

ただし、20代の方が「未経験から習得」するのに有利なのは事実です。理由は:

  • 学習速度が速い
  • 企業側も「育成しよう」という姿勢になりやすい

30代・40代からの転職も十分可能ですが、以下を注意すべき:

  • 本気度がより問われる
  • ポートフォリオの質を高める必要がある
  • 「若手のような安月給は受け入れない」という気概が必要

色覚異常(色盲)はWEBデザイナーになれるか?

答え:なれます。ただし工夫が必要

色覚異常の人でも、WEBデザイナーとして活躍している人は多いです。

対応方法:

  • 配色チェックツール(Contrast Ratio チェッカー)の使用
  • 色だけに頼らない設計(テクスチャー、パターン使用)
  • チームメンバーに配色確認をしてもらう体制

WEBデザイナーに向く人・向かない人

向く人:

  • 細部に気配りできる
  • 顧客ニーズを汲み取れる
  • 新しいことに興味がある
  • 完璧主義(良い意味で)
  • 論理的思考ができる

向かない人:

  • 指摘されることが嫌い(修正依頼が多いのでストレス)
  • 新しいツール学習が苦手
  • 納期に追われるのが嫌い
  • クライアント対応が苦手

WEBデザイナーに必要な3つの適性

適性1:ユーザー視点で考える力

自分のデザインの良さではなく「ユーザーが使いやすいか」を常に考える。

適性2:常に学習する姿勢

Webトレンド、新ツール、新技術が常に変わるので、学習が続く。このキャッチアップができるかが重要。

適性3:ストレス耐性

クライアント要望の急な変更、納期直前の修正依頼など、予測不可能な事態が頻繁に起こる。これに対応できる心の強さが必要。


4. 未経験からWEBデザイナーになるまでのステップ

では、実際にはどのような流れでWEBデザイナーになるのか。全体像を示します。

標準的なステップ:1年で就職

ステップ期間やること出来事
ステップ11〜2ヶ月スキル習得開始学習方法を決定
ステップ22〜4ヶ月デザイン基礎習得Figma、デザイン理論を学ぶ
ステップ34〜7ヶ月ポートフォリオ制作5〜10個の作品を制作
ステップ47〜9ヶ月案件獲得試行クラウドソーシングで実務経験
ステップ59〜12ヶ月就職活動企業に応募 → 内定獲得

加速ペース:6ヶ月で就職

  • スクール集中コース(3ヶ月)
  • ポートフォリオ制作(2ヶ月)
  • 就職活動(1ヶ月)
  • 合計:6ヶ月

このペースは「本気度が高い」「時間確保ができる」人向けです。

保守的ペース:1.5年〜2年

  • 独学でじっくり学習(4〜6ヶ月)
  • ポートフォリオ制作に時間をかける(4〜6ヶ月)
  • 就職活動(2〜3ヶ月)

本業が忙しい人は、このペースが現実的です。


5. 3つの学習方法|どれを選ぶべきか

WEBデザイナーになるための学習方法は、大きく3つあります。

方法1:独学(費用:3,000円〜50,000円)

学習方法:

  • YouTube動画で基本を学ぶ
  • Udemy、Skillshareのコース購入
  • 書籍購入
  • 自分でポートフォリオ制作

学習期間: 6ヶ月〜1年

メリット:

  • 費用が安い
  • 自分のペースで学べる
  • 得意な分野を深掘りできる

デメリット:

  • 挫折率が非常に高い(90%以上)
  • 正しい学習方法かわからない
  • ポートフォリオの質が低くなりやすい
  • 就職相談ができない

成功率: 約5%(100人中95人が挫折)

向く人:

  • 自己管理能力が高い
  • すでにデザイン経験がある
  • 「試しにやってみる」という気持ち

方法2:オンラインスクール(費用:30,000円〜150,000円)

学習形式:

  • 動画講座
  • 課題に対する添削指導
  • チャット・メールでの質問対応
  • 修了後の就職支援あり(多くの場合)

学習期間: 2〜4ヶ月

代表的なスクール:

  • デジタルハリウッド STUDIO by LIG(4ヶ月 49万円※高めだが実績が高い)
  • TechAcademy Webデザインコース(4週間〜16週間、価格に応じて)
  • CodeCamp(2ヶ月 168,000円)
  • SHElikes(月額16,280円、継続型)
  • Udemy × 独学の組み合わせ

メリット:

  • プロから直接添削される
  • カリキュラムがしっかり設計されている
  • 質問に答えてくれる
  • 修了後の就職支援が手厚い
  • 挫折しにくい(カリキュラムに強制される)

デメリット:

  • 費用が高い
  • 時間が限定されている
  • 講座内容が自分に合わない可能性
  • グループレッスンの場合、ペースが遅い人もいる

成功率: 約50%〜70%

向く人:

  • 「確実に身につけたい」という決意がある
  • 費用に余裕がある
  • 就職までをサポートしてほしい

方法3:通学型デザインスクール(費用:50,000円〜600,000円)

学習形式:

  • 週1〜5回、スクールに通学
  • 講師からの直接指導
  • 同期生とのコミュニティ
  • 就職支援が手厚い

代表的なスクール:

  • デジタルハリウッド(6ヶ月〜1年、50万円程度)
  • ヒューマンアカデミー(6ヶ月、40万円程度)
  • 東京デザイナー学院(1年、60万円程度)

メリット:

  • 講師から直接学べる
  • 同期生との人脈が作れる
  • モチベーション維持が容易
  • 就職支援が最も手厚い
  • 実務に近い環境で学べる

デメリット:

  • 費用が高い
  • 通学時間がかかる
  • 時間が限定される
  • 講座終了後の自学習が必要

成功率: 約70%〜80%

向く人:

  • 本気で転職を考えている
  • 手厚いサポートがほしい
  • 通学できる環境にある
  • 費用に余裕がある

最適な学習方法の選択フロー

Q1:本気でWEBデザイナーになりたいですか?

  • YES → Q2へ
  • 「試してみたい」 → 独学または格安オンラインスクール

Q2:月に学習に使える時間は?

  • 3時間以上 / 毎日 → オンラインスクール
  • 2時間程度 / 毎日 → オンラインスクール
  • 1時間以下 / 毎日 → 独学でじっくり

Q3:費用に余裕がありますか?

  • 50万円以上 → 通学型スクール
  • 20万円程度 → オンラインスクール
  • 5万円以下 → 独学

Q4:就職サポートが必要ですか?

  • YES → スクール(オンライン or 通学)
  • NO → 独学

現実的な推奨方法:「オンラインスクール + 独学」

最もコスパが良いのは:

  1. 2〜3ヶ月のオンラインスクールで基礎を習得(費用:50,000円程度)
  2. その後、独学でポートフォリオを制作(費用:0円)
  3. 案件獲得で実務経験を積む(収入:発生)

このアプローチなら、「費用も抑える」「確実に習得する」「時間も効率的」という3つが実現できます。


6. ポートフォリオの作成方法|採用される実績の作り方

WEBデザイナーの就職活動で最も重要なのが「ポートフォリオ」です。

ポートフォリオとは?

ポートフォリオは「あなたの作品集」です。採用面接で、企業面接官が最初に見るのは、あなたの学歴や職歴ではなく「このポートフォリオ」です。

つまり、ポートフォリオの質が、採用を大きく左右します。

ポートフォリオに掲載すべき作品数

最低限: 5〜10個 理想的: 15〜20個 作品の内容:

  • Webサイトのトップページ(フルデザイン)
  • ランディングページ(LP)
  • スマートフォン対応ページ
  • バナー・アイコン設計
  • ロゴデザイン
  • UIキット設計

ポートフォリオに掲載する作品の選び方

掲載すべき作品:

  1. 実案件の作品(あれば)
  • クラウドソーシングで受注した案件
  • インターン先での制作物
  • 実際に公開されているサイト
  1. スクールの課題作品(品質が高ければ)
  • 講師に添削してもらった作品
  • グレードが高い評価をもらった作品
  1. 自主制作作品(質が高ければ)
  • 架空の企業サイト(実案件を想定)
  • パーソナルブランドサイト

掲載してはいけない作品:

  1. 品質が低い作品
  • 完成度が感じられない
  • デザイン理論が感じられない
  • スマートフォン対応がされていない
  1. 他人のデザインの模倣
  • 著名サイトの丸パクリ
  • デザインアイデア盗用 ※ 参考にすることはOKですが、オリジナリティが必要
  1. 実務経験をしてみてから作った明らかに下手な作品
  • 初心者作品から上達過程を見せるのは悪くないが、最初は「傑作5個」に絞った方が良い

ポートフォリオサイトの作成方法

ポートフォリオ自体も「あなたのデザイン能力を示す作品」です。ポートフォリオサイトは丁寧に作りましょう。

ポートフォリオサイト作成ツール:

  1. WordPress
  • 自分でゼロから構築
  • デザイン自由度が最も高い
  • 採用面接官への印象が良い
  1. Wix, Squarespace
  • テンプレートから選んで構築
  • 比較的簡単
  • 採用面接官にも悪くない印象
  1. STUDIO
  • ノーコードツール
  • デザイン自由度が高い
  • 初心者にも簡単
  1. note, Medium
  • 文章 + 画像のポートフォリオ
  • 簡単だが、凝ったデザインは難しい

推奨: 最初のうちはWixやSTUDIOで十分です。後々、本当に自分で制作したポートフォリオサイトに移行すればOK。

ポートフォリオに掲載すべき情報

  1. プロフィール
  • 自己紹介(150字程度)
  • スキル一覧
  • 得意分野
  1. 作品の詳細説明
  • プロジェクト背景(「何のために作ったか」)
  • 使用ツール
  • 工夫した点
  • 技術的な工夫
  1. 連絡先
  • メールアドレス
  • LinkedInリンク
  • GitHub(コード公開する場合)

ポートフォリオの品質チェックリスト

□ 5個以上の作品が掲載されている □ 全ての作品が「完成度が高い」と言えるレベル □ スマートフォンでも見やすい(レスポンシブ) □ 各作品に「どんなサイトか」「何を工夫したか」の説明がある □ デザイン理論が感じられる(色使い、レイアウト、フォント) □ ポートフォリオサイト自体のデザインが整っている □ ユーザビリティが良い(見やすい、分かりやすい) □ 誤字脱字がない □ ブランドが統一されている(色使い、フォント)

ポートフォリオ制作のステップ

ステップ1(1週間):

  • ポートフォリオサイトのツール選定

ステップ2(1〜2ヶ月):

  • 作品制作(実案件またはスクール課題)

ステップ3(1週間):

  • 作品の選別(ベストな5〜10個に絞る)

ステップ4(1週間):

  • ポートフォリオサイト構築

ステップ5(3日):

  • 各作品の説明文作成

ステップ6(3日):

  • デザイン調整・ユーザビリティ改善

7. 就職活動のすべて|面接対策から内定までの流れ

ポートフォリオが完成したら、いよいよ就職活動です。

求人を探すステップ

方法1:求人サイト

  • 転職サイト(Indeed, 求人ボックス)
  • デザイン職特化サイト(Green, CREATIVE VILLAGE)
  • 企業の採用ページ直接

方法2:エージェント

  • 転職エージェント(ワークポート、マイナビクリエイター)
  • 未経験向けスクール(スクール修了生向けの紹介)

方法3:人脈

  • スクールの人脈
  • SNS経由でのスカウト
  • 知人の紹介

企業選びのポイント

選ぶべき企業:

  1. 新人研修がしっかりしている
  2. ポートフォリオを評価してくれる
  3. 業界内で知名度がある
  4. 福利厚生が充実している
  5. リモートワーク対応している

避けるべき企業:

  1. 「未経験歓迎だけど給料が激安」
  2. 求人票の情報が少ない(代表者など)
  3. 離職率が高い(情報は調べればある)
  4. 長時間労働が常態化している

応募から内定までの流れ

ステップ1:応募

  • 求人サイトから応募、またはエージェント経由

ステップ2:書類選考

  • 履歴書、職務経歴書を提出
  • ポートフォリオリンク記載
  • 期間:1週間〜2週間
  • 結果:合格 or 不合格

ステップ3:一次面接(デザイナー面接官と)

  • ポートフォリオについて深掘り質問
  • デザイン理論の質問
  • 所要時間:45分〜1時間
  • 内容:技術的な質問が中心

ステップ4:二次面接(管理職と)

  • 人間性の評価
  • 仕事への適性確認
  • 将来のキャリアについて
  • 所要時間:30分〜1時間
  • 内容:一般的な面接

ステップ5:内定

  • 条件(年収、勤務地など)確認
  • 入社日決定

面接でよく聞かれる質問と回答例

質問1:「このポートフォリオについて説明してください」

回答例: 「このWebサイトは、架空の〇〇会社のコーポレートサイトです。ターゲットは〇〇で、『信頼感を与える』というコンセプトで設計しました。白とネイビーの色使いで高級感を出し、文字は大きめにして可読性を確保しました。さらに、ユーザーが求める情報に素早くアクセスできるよう、ナビゲーションは3階層に絞りました」

良い回答のポイント:

  • 「なぜこういう設計をしたのか」の理由を言える
  • デザイン理論に基づいた判断をしている
  • ユーザー視点で考えている

質問2:「WEBデザイナーとして、5年後のキャリアをどう考えていますか?」

回答例(新卒の場合): 「最初の3年は、基礎スキルと実務経験を積むことに注力します。その中で、UI/UXに興味を持っているので、そちらを深掘りしたいと考えています。5年後は、『クライアントのビジネス課題を、デザインで解決できるデザイナー』になりたいです」

質問3:「得意なことは何ですか?」

回答例: 「配色と、ユーザビリティの最適化です。特に、色覚異常を持つ人でも見やすい配色を意識して設計することをこだわっています。また、ユーザーの行動を予測して『どこにボタンを置くか』を常に考えています」

質問4:「この業界を志望した理由は?」

回答例: 「〇〇スクールでWEBデザインを学んで、『デザインで企業の成長を支援できる』という仕事の価値に気付きました。実際にクラウドソーシングで案件を受注して、『自分のデザインがクライアントのビジネスに貢献する』という実感を得ました。そのため、より大きなプロジェクトに関われるWEBデザイナーになりたいと思っています」

書類選考で落とされないための工夫

  1. ポートフォリオリンクを目立たせる
  • 履歴書の上部に大きく記載
  1. ポートフォリオへのアクセス確認
  • 応募前に絶対にリンク確認すること(404エラーは落選確定)
  1. 職務経歴書の工夫
  • 「何ができるか」を具体的に記載
  • 「〇件のバナー制作」など数字を入れる
  1. 志望動機を企業に合わせる
  • 同じ志望動機でコピペ応募はNG
  • その企業の特徴を理解して記載

面接対策で最も重要なこと

最も重要なのは「本当にWEBデザイナーになりたいのか」という熱意が伝わることです。

面接官が見ているのは:

  • スキルがあるか(ポートフォリオで判定)
  • 本気度があるか(面接での言動で判定)
  • チームで働けるか(協調性の確認)

8. WEBデザイナーの3つのキャリアパス|就職・派遣・独立

WEBデザイナーになった後の道は、大きく3つあります。

キャリアパス1:正社員として企業に勤める

メリット:

  • 給与が安定している
  • 福利厚生がある
  • 研修・教育が受けられる
  • 人脈が作りやすい
  • キャリア形成がしやすい

デメリット:

  • 裁量が限定される
  • 長時間労働になることがある
  • 転勤の可能性
  • 提案力が制限されることがある

給与目安:

  • 初年度:280万円〜350万円
  • 3年目:350万円〜450万円
  • 5年目以上:450万円〜600万円以上

向く人:

  • 安定志向
  • スキルアップを優先
  • チームワークが好き

キャリアパス2:派遣社員・契約社員として働く

メリット:

  • 時給が高い場合が多い
  • 様々な企業を経験できる
  • 退職が容易(期間終了)
  • フリーランスへの準備期間になる

デメリット:

  • 待遇が不安定
  • 福利厚生が薄い
  • キャリアの継続性が不明瞭
  • 長期雇用の保証がない

給与目安:

  • 時給:1,800円〜2,500円
  • 月収:288,000円〜400,000円(160時間/月)

向く人:

  • 多くの企業を経験したい
  • フリーランスへの移行を考えている
  • 自由度を優先したい

キャリアパス3:フリーランス・独立

メリット:

  • 年収が高くなる可能性
  • 時間の自由度が高い
  • クライアント選択ができる
  • スキルを最大限生かせる

デメリット:

  • 収入が不安定
  • 営業活動が必須
  • 福利厚生がない
  • 社会的信用が低い
  • 全て自己責任

給与目安:

  • 初年度:200万円〜400万円(案件獲得に時間)
  • 3年目以降:500万円〜1,000万円以上も可能

向く人:

  • 高収入を目指したい
  • 自由度を最優先
  • 営業力がある

9. 新人WEBデザイナーが直面する課題と克服法

WEBデザイナーになった後も、多くの課題が待っています。

課題1:修正依頼の多さ

問題: 「デザイン案を提出したら、修正依頼が5回も来た。自分のデザインセンスがないのかな」と落ち込む

実は: これは「新人あるある」です。修正が多いのは、新人の宿命。

克服法:

  • 提案前に、クライアント・ディレクターとのすり合わせを綿密にする
  • 「修正は2回まで」という限定を最初から言う
  • 修正依頼は「デザインの改善機会」と前向きにとらえる
  • クライアント要望を満たすことが最優先(自分の美しいデザイン > 要望ではない)

課題2:納期の短さ

問題: 「2日後が納期」という急な依頼が何度も来て、常に追い立てられる

実は: Webデザインの世界では、納期が短いのは常態化している

克服法:

  • 見積もり時に「実際の作業時間の1.5倍」で提示する
  • 急な依頼は「追加料金」を要求する姿勢
  • 効率的な作業フロー(テンプレート活用、ツール最適化)を作る
  • デザイン決定プロセスを短縮する

課題3:クライアント要望との衝突

問題: 「派手な配色にしてほしい」と要望が来たけど、デザイン理論上は避けるべき配色…このときどうする?

実は: クライアント要望がすべてです。プロのデザイナーは「自分の思想を押し付けない」

克破法:

  • クライアント要望を最優先
  • ただし「この配色だとこういうリスクがあります」と提案する
  • 代案を3パターン出す
  • 最終決定はクライアントに任せる
  • 後々「やはり変えたい」と言われたとき、対応する

課題4:トレンド変化への対応

問題: 「2年前のデザイン手法が古い」と感じて、常に新しいトレンドを学ぶ必要がある

実は: これはWEBデザイナーの宿命です。Webは「流行が速い業界」

克服法:

  • 月1回は、デザイン系ブログ・SNSで最新トレンドをチェック
  • 優れたWebサイトを毎日見る習慣
  • 新ツール(Figmaアップデートなど)に敏感になる
  • 社内勉強会やコミュニティに参加

課題5:技術理解の不足

問題: 「このデザイン、コーダーが『実装できない』と言ってきた」という事態が何度も起きる

実は: デザイナーがコーディング知識を持つことで、こうしたトラブルは減る

克服法:

  • HTML/CSSの基本を学ぶ
  • コーダーと定期的にコミュニケーション
  • 「実装可能かどうか」を常に意識してデザイン
  • Figmaの制約機能などを活用して「実装しやすい」デザインを心がける

10. よくある質問と回答

Q1:「本当に未経験からWEBデザイナーになれますか?」

A: はい、十分なれます。

実際、WEBデザイナーの大多数は「別業界からの転職者」です。新卒でデザイナーになる人の方が少数派です。

重要なのは「本気度」「ポートフォリオの質」「学習継続」です。

Q2:「学歴は関係ありますか?」

A: 全く関係ありません。

採用はポートフォリオ(作品)で判定されます。最終学歴は見られません。

Q3:「何歳までがWEBデザイナー転職の限界ですか?」

A: 年齢制限はありません。

ただし、「20代:学習が速い」「30代:経験活かせる」「40代以上:ポートフォリオの質が最重要」という特徴があります。

30代・40代からの転職も十分可能ですが、「本当にこの仕事をしたいのか」という熱意がより問われます。

Q4:「最初のスクール選びで失敗しないコツは?」

A: 以下を確認してください:

  1. 修了後の就職支援があるか
  2. ポートフォリオ制作がカリキュラムに含まれるか
  3. 実務経験ができるか(クライアント案件など)
  4. 無料体験・カウンセリングで、講師に質問できるか
  5. 修了生の進路実績が公開されているか

Q5:「ポートフォリオに実案件の作品がない場合どうする?」

A: 自主制作で問題ありません。

ただし、「架空の企業でも、実案件を想定したリアルなブリーフ」を作成して、プロセスを示すこと。

例:「〇〇業界の新規Webサイト制作」という想定で、戦略→設計→デザイン→実装の全プロセスを示すと、企業の評価が高まります。

Q6:「デザインセンスがない人でもWEBデザイナーになれますか?」

A: なれます。デザインセンスより「デザイン理論の理解」が重要です。

「配色理論」「レイアウト理論」「ユーザビリティ」を理解すれば、センスがなくても「及第点のデザイン」は作れます。

Q7:「Figmaとそれ以前のツール(Photoshop)の使い分けは?」

A: 2024年現在、Figmaが主流です。

新しくWEBデザイナーを目指すなら、最初からFigmaを学ぶべき。Photoshopは「レガシーツール」扱いになりつつあります。

ただし、企業によっては Photoshop を使っている場合もあるので、両方の基本操作を知っておくと安心です。

Q8:「正社員 vs フリーランス、どちらがおすすめですか?」

A: 最初は「正社員」をおすすめします。

理由:

  • スキル習得が容易(先輩から学べる)
  • 安定した環境で実務経験を積める
  • 人脈が作れる
  • 数年後に「フリーランス転換」の選択肢ができる

3〜5年、正社員で経験を積んでから、フリーランスへの転換を検討すると、上手くいく確率が高まります。

Q9:「コーディングスキルがないと採用されませんか?」

A: 「必須ではない」が「あると有利」です。

企業の求人要件は様々:

  • デザインのみ(コーディング不要)
  • デザイン + 基本的なHTML/CSS
  • デザイン + 実装(WordPress含む)

自分に合った企業を見つけることが重要です。ただし、「HTML/CSSの基本理解」は、ほぼ全ての企業で求められます。

Q10:「WEBデザイナーは将来なくなる職業ですか?」

A: むしろ需要は増加しています。

理由:

  • DXの加速でWebサイト・アプリ需要が急増
  • ノーコードツール登場で「アイデアを実装する速度」が上がっている
  • AI画像生成ツール(Midjourney、DALL-E)登場で「素材作成」は自動化されつつあるが、「デザイン意思決定」は人間にしかできない

むしろ、AIを使いこなせるWEBデザイナーの需要は増加しています。


最後に:WEBデザイナーという人生

WEBデザイナーは「クリエイティブな仕事」であり、同時に「ビジネス課題を解決する仕事」です。

もし、あなたが「デジタル時代に、何かクリエイティブなことをしたい」という気持ちを持っているなら、WEBデザイナーはおすすめのキャリアです。

WEBデザイナーになることで得られるもの:

  • クリエイティブな充実感
  • ビジネス知識
  • 世界的なスキル(どの国でも需要がある)
  • フリーランスなど多様なキャリア選択肢
  • 継続的な成長の機会

WEBデザイナーになるために必要な決断:

  1. スクール選び(or 独学を決める)
  2. 3〜6ヶ月の学習コミットメント
  3. ポートフォリオ制作への本気度
  4. 就職活動の準備

これら4つを実行できるなら、あなたもWEBデザイナーになることは十分可能です。

さあ、今日からWEBデザイナーを目指しましょう。

まずやるべきことは以下の3つです:

アクション1(10分): Figmaの無料体験に登録

アクション2(1時間): YouTubeで「WEBデザイン 入門」を検索し、1本の動画を視聴

アクション3(3時間): スクールの無料カウンセリングに予約する

この3つが完了したとき、あなたのWEBデザイナー人生は既に始まっています。

頑張ってください。

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